- 国立受験を考える場合、遅くとも春までに塾を始めたほうがいい。
- 夫婦共働きならば塾はマスト。土日は「親塾」をする覚悟が必要。
- 水泳やサッカーなど週1スクールは継続可。ピアノなどの毎日練習系は悩ましい。
- 公文、英検などのペーパー系は思い切って中断。時間を食い合うので両立が厳しい。
失敗学というのがあるそうです。単行本「失敗の本質」も数年前に文庫本化して再脚光を浴びましたよね。テレビの「しくじり先生」もそのカテゴリーです。
受験もやってみて、失敗したからこそ「こうすればよかった」という問題点が見えてくるものです。
うちはもう小学校受験の機会はありませんが、中学受験に向けて教訓にしたいと思います。
これから受験される方の参考になれば嬉しい限りです。
我が家の敗因をまとめてみました。
1)合格に必要な能力(目標値)を低く見積もっていたこと
2)目標に届くために必要な総時間を短く見積もっていたこと
3)受験に対する子どもの適性/特性を見誤ったこと
の3点だと思います。
◎なめていた
1)ですが、要は「なめていた」ということです。「時間内に正答8割ぐらいとれば通るだろう」と思い込んでいました。実際は、ほぼ満点で時間が余るぐらいにまで仕上げないとだめですね。ほかの子はこんなに勉強してくるとは思ってませんでした汗。
共働き家庭でやろうとすると、平日夜はそんなに時間がとれません。せいぜい、プリントや工作ぐらいだと思います。春からお受験塾に通い、土日は普段のプリントの採点やとき直しを一緒にやることになります。
さて、筑波の2次の手続きの際、門の外にお受験塾の人たちがチラシを配ってます。
とりあえず全部もらってきました。ざっと20種類以上ありました。
ほとんどが小さな塾ですが、この時期にチラシをみて駆け込むご家庭は、慌ててお金を落とす「カモ」でしょうね〜。そう考えると、私ら含めてカモで成立している業界でもありますね。儲かるんだろうなぁ...。
この時期に塾を考えるようでは、通らないと思います。
◎ 習い事との両立は要調整。公文と音楽系は厳しい。
2)については逆に、子どもの能力を買いかぶっていたということです。「4ヶ月あればまあ間に合うだろう」と。正直、全然間に合いませんでした。
長男は6月に英検準2級と漢検をチャレンジ、秋にピアノの発表会でしたが、そんなことをしている場合ではなかったですね。公文もペースを落とすべきでした。
机に向かって集中できる時間は限られていますので、「ペーパーお勉強系」は相当あきらめないと学習時間が確保できません。
となると、ほかの習い事との調整が必要ですよね。
水泳やサッカー、体操などはそのまま続けられると思います。
一方で、ノンペーパーでも、ピアノやバイオリンのように毎日、自宅で練習しなければならないのはきついですね。先生に事情を話して、ペースダウンするべきです。
でも、そこまでやっても、国立単願では「クジで全敗」のリスクがありますよね...。
さすがに払う犠牲が大きすぎます。やっぱり、私立と併願になるのだと思います。
◎性格/特性を見極めて
子どもの性格は教えてどうなるものでもありません。利発で競争好きであればお受験向きですが、「おっとり」「甘えんぼ」「落ち着かない」「喧嘩っ早い」「モジモジ」といった性格は1年そこらでどう変わるものでもないのかな〜と。
ある意味あきらめですが、これって努力ではどうにもならないです。はい。
うちの場合、長女はガッツちゃんですが、長男のモジ男っぷりは最後までかわりませんでした。
子どもに無理をさせず、早めに見極めたほうがいいとおもいます。
能力特性(指向)もあると思います。手先を素早く動かせるか、身体つきはしっかりしているか、短期記憶(話の記憶)が得意かどうかは重要です。
半面、芸術性や独創性、色彩感覚、計算力などは、はなから求められていません。
長くなりましたが、小学校受験の振り返りも今回でおしまいです。
ありがとうございました。
思い起こせば、私や妻が長男を怒鳴ったり、泣かせたりすることなく、最後まで続けられたのがよかったです。
(いや、妻は少し怒鳴ったかな...い、いかん。記憶が美化されている!笑)
引き続き中学受験をにらみつつ、公文と英語、算数について綴っていきたいとおもいます。
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