恐妻家リーマンの教育支援録〜中学受験&英検1級への道のり〜

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英語学習を続けながら中学受験に対応できるのか? 長女パー子(2024年)と長男のび太(2026年)の受験&英数学習記です。パー子は新4年からW塾へ。のび太の小学校受験は2020年度に終了しました

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(中受)W4年→5年のSコース維持率は?  トップ層の2割近くが転塾?

  • 小4年9月でSコース(Y偏差値64以上)だった子たちは、小5でもSコースを維持しているのか?
  • 差分を調べてみた。5年の6月でのSコース維持率は55%、C上位のボーダー層(月報掲載)は22%
  • 残りはドボンかといえばさにあらず。超トップ層の2割近くが転塾したっぽい。


組分け、お疲れ様でした。
うちの長女は今回、コース落ちかもなぁと言っていました。社会が難しかったですね。

組分けの待機時間中に、昨年Sコースだった2024組の子どもたちは、5年でSコースにどれだけ残っているのか気になって調べてみました。

4年9月の組分けは範囲が広く、地頭がよい子がSコースに入っていると思われます(うちの子は圏外でした)。
5年6月の組分けは、算オリや全統模試やらイベント続きでした。準備期間が少なかった=地頭勝負となると思われます。
ここの差分を比較しました。

Sコースを維持していたのは55%でした。

このほか、4教科で64を切ったものの、WinJrに1教科でも名前が載っていた子は22%でした。
不得意科目が足を引っ張った様子が見て取れましたが、おそらくCコース上位(60~64)に入っていると思われます。
SとCを行き来している子ですね。



一方、名前が消えた子は23%でした。
可能性としては、


①5年までに転塾した
②名前を非公開に切り替えた
③成績下落orテスト見送りで、1教科も掲載されなかった

などが考えられます。

そこで、各教室トップ級の67以上の動向から推定転塾率を出してみることに。
当時偏差値67以上で、いま名前がない子は19%です。

この超絶秀才たちが5年になって1教科も載らないほど成績を落とすことは、ほとんどないでしょう。
推定ですが、小4の9月でSだった子の2割近くは転塾し、転塾先はサピではないか、と思われます。
実際、私が知っている67オーバーだった子で、3人が昨年中にサピックスに転塾しました。

まとめますと、4年夏の時点で上位だった77%の子は、いまも上位をキープできていると言えそうです。
加えて、これとは別に20%弱の超絶秀才たちが、ライバルを求めて転塾していると思います。

つまり、足せばほぼ100%になります。
小4の9月でSコースの子は、努力を継続しており、ほとんど下落ない、というのが実態のようです。
すごいですね。

では逆に、

小4夏にSコースに入ってなければ、小5でキープするのは難しいのか

といえば、そうではありません。
小4の9月→小5の6月で塾生数は全体で25%増加しています。

小5の6月のSコースの内訳をみると、小4からキープした子が占める割合は44%で、残りの56%はCやBから上がった子か、転塾してきた新規参入の子でした。


小4の夏でBやCコースだったとしても、まだまだ追いつける可能性はあるのです。

逆に言うと、Sコースがキープでも、あまり安心できません
実際の入試は、転塾した元トップ塾生とも戦うことになるからです。

さて、

早稲アカはトップ2割の転塾を防ぐべきだったのでしょうか。

ビジネスとしては、わずかな超優秀児を引き留めるために、特別に人を配置したりカリキュラムを変えたりするのは、コスト面で割に合わないと思います。

授業料の割引が一番お手軽ですが、転塾する子の動機はおそらく

「自分よりもできる子と競いたい」「サピでどこまで戦えるか試してみたい」

なので、ディスカウントによる引き留め効果には限界がありそうです。

早稲アカもむしろ、小4時点での囲い込みにお金をつかうぐらいなら、他塾に転出した優秀な旧塾生を6年になってから一本釣りして、NNに特別招待したほうが、低コストで高い合格実績を作れる気がします。
おそらく実際、そうされているのでしょう。

私は当初、「NNの外部生を合格実績にカウントするのはどうなの?」と思っていました。
でも、早稲アカからすれば、そういう元塾生は

という気持ちかもしれません。

日能研や四谷大塚にも実はそういうケースが少なからずあるのかも。
それで、4大塾の御三家の合格者数の合計が、入学者数を上回るカラクリの一つじゃないのかな、と思うに至りました。



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