恐妻家リーマンの教育支援録〜中学受験&英検1級への道のり〜

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英語学習を続けながら中学受験に対応できるのか? 長女パー子(2024年)と長男のび太(2026年)の受験&英数学習記です。パー子は新4年からW塾へ。のび太の小学校受験は2020年度に終了しました

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(レビュー)母親が9割→残り1割は父親で差がつく?

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レビュー:佐藤亮子(佐藤ママ)著「決定版・受験は母親が9割」(朝日新書

佐藤ママの「受験は母親が9割」が新書になって登場しました。2月の発刊です。
「新入試対策」とうたっているあたり、商魂たくましさを感じます(^0^)

佐藤4きょうだいの末っ子(女子)がめでたく東大理3をパスしたので、そのデータを加筆したことが「決定版」ということのようです。
元の単行本もぱらぱらとめくったことはありますが、これはすごく読みやすい。欲しい情報ががつんと来ます。利益重視です。
佐藤ママと聞くだけで、一部の教育ママさんからは「真似できないわー」「そこまでしたくない」と拒絶反応が見られますね。
わかります。でも彼女、よく研究しています。ここまで全部できるかどうかは別として、試行錯誤の末、たどり着いたのだとおもいます。

もちろん、旦那さんは東大卒の弁護士ですし、ご本人も津田塾です。
当時は津田塾は上智と比肩していたはずです(今は...どうしてこうなった)。地頭は両親ともにいいのです。

でも、和田秀樹さんと佐藤ママの対談記事を読んだことがありますが、あの和田氏をもってして「片っ端から受験本を読んで研究している」といわしめたぐらいですから、相当を重ねて、このメソッドなのだと思います。

さて、中身です。第1章は「新入試」というだけに、リーセントリーな内容です。
2020入試改革にあわせて、書き下ろし部分も増えていますね。

気になったのは「読解力」の下り。そうだよねー、と頷くことしきりです。
自慢ですが、私は理系でありながら、国語(現代文)は模試でも全国上位でした。
読解力があれば、試験なんてなんとかなります(東大には入れませんでしたが)。
それは実感としてよくわかります。
佐藤ママの子どもたち4人も理系ですが、ママが「読解力」重視なのは惹かれますね〜。
「よし、まねしよう!」という気になります。1日15分の新聞ってのも、我が家の路線にぴったりです。

偉そうなことを云うついでにTipsですが、この手の新書は「はじめに(プロローグ)」「おわりに(エピローグ)」が重要です。なぜなら、どの本でもここだけは著者本人が直接書くからです。
本文は編集者が存分に手を入れます。でも、最初と最後は「本人の筆致」を重視するんですよね。そんなもんです。

あと、各章にちりばめられている「特別コラム」も口述かもしれませんが、ご本人が手を入れているのがわかります。
「おわりに」にある「スマホ依存症は親が治療する」。
スゴイ。これはなかなかできることではありません。
うちのパー子ものび太もまだ、スマホは与えていません。
でも、snsの魅力は強いので、時間の問題だと思っています。いまからどう対峙するか、悩ましいですね。

この本では、本文については真似できるところを抜き出して、自分の子どもにあわせてカスタマイズすればいいと思います。
親ができることは限られていますので、全てトレースするのはどだい無理だと思います( ̄∇ ̄)。

母親が9割。ほとんどのママさんは、ぎりぎり精一杯、我が子のためにできることをされているとおもいます。
タイトルを裏返せば、残り1割は父親で決まるということですよ。

受験の合否をわける点差って、全体の何割でしょうか。合格者平均から1割も落としていては、通りません。
あと数点、上積みするためには....そう。パパなんですよ。きっと。
本書を読んで、そうキモに銘じました。

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