今週は妻の在宅が増え、私が会社に行く日が多かったのですが、不在中に母娘ケンカが頻繁に起きていたようです。
子どもの学校は休校で塾もなし。親は在宅ワーク。
ディスタンスとれない我が家は人口密度が高く、お互いイライラしているのでしょうね。
巣ごもり生活も2カ月近く続くと、いろいろ煮詰まってきます。
受験学年の親御さんからすると、子どもの学習の進捗にはナーバスになりがち。
つい怒鳴ってしまっていませんか?
今回、解決のヒントになるのが、おおた氏のこの新書です。
レビュー:おおたとしまさ著「中学受験『必笑法』」(中公新書ラクレ)
親による子どもへの虐待については「ルポ教育虐待」(ディスカヴァー携書)の方が詳しいのですが、そちらは親に虐待を受けてきた大人向けの「救いの書」といったテイストです。
※とてもいい本ですので、いずれレビューします。
むしろ、煮詰まり&巣ごもり生活を過ごすには、本書「中学受験『必笑法』」の方が得るものが多そうです。
親の不安・焦り・イライラを取り除くためのアドバイスが中心です。
とくに4章は受験学年に関係なく、子どもとの向き合い方を考えさせられる内容なので、汎用性があります。使えます。
例えば、まじめな親ほど追い詰めてしまうリスクがある、と書いてあります。
子どもを叱る際、親の言い分が正しく、根拠があれば、子どもを怒鳴ったり罰したりしていいか?
答えはノーですよね。著者は「理性の皮をかぶった感情による暴力」と言い表しています。
我が事となると...。
冷静なときは大丈夫でも、イライラしてるときには自信がないなぁ〜と思いつつ読み進めていると、「いらだちの原因は必ず自分の中にある」と書かれていて、ギクッとします( ̄∇ ̄)
子どもを追い詰めるNGワード(2)は「やるって言ったじゃない!」だとか。
うわー。「やるって約束だったじゃん?」とかよく言ってます...。これもアウトですね。
子どものやる気を潰すNGワード(1)は「集中しなさい」。やばい。これも使う..。難しいなぁ。
いろいろ身につまされることばかりですが、読了後は「コロナ禍も親子で乗り越えて、成長したと思えるようになろう!」という気持ちになります。
この前向きになれる読後感が、この本のいいところです。
オススメです〜。
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